

教育アクセラレーター・プログラムでは、HatchEduのミッションに共鳴いただける教育団体に対し、事業成長の加速(アクセラレーション)支援を提供しています。
当プログラムでは、「支援する側とされる側」という関係性ではなく、共に設定したゴールに向けて協働できる関係性を志向しています。
「社会的インパクトを共につくっていく仲間」として、協働パートナー団体の課題に対する視座や解決のためのアイデアから私たちも学ばせていただきつつ、HatchEduの広範なメンター・ネットワークを活かしたサポートをご提供します。
対象:
以下の条件を満たす団体を対象に、協働パートナー団体を募集いたします
内容:
アクセラレーション支援・協働の内容は、対象団体の成長ステージやニーズによって個別に設定します。
プロセス:
公募形式はとっておらず、まずは、ご登録・お問い合わせいただいた団体の皆様と、幅広くお話をさせていただいています。
一般社団法人
Kids Code Club
どんな家庭の子どもも通える
無料プログラミング教室
団体概要
一般社団法人Kids Code Clubは、「テクノロジーを楽しく自由に学ぶための環境をすべての子どもたちに届ける」ことをめざす団体です。
代表の石川麻衣子さんは、ご自身が経済的事情から学ぶことを諦めざるを得なかった経験、独学でプログラミングを学び生きる力を身につけた経験から事業を立ち上げました。
こうした最新技術を教える民間の教室は、高スキル人材が講師を務めることが多いため、月謝が高額になりがちです。
Kids Code Clubでは、ボランティアスタッフが子どもの自学自習と学び合いをサポートする「教えないプログラミング教室」というスタイルを採用。困窮家庭の子どもも気負わず参加できるよう、無料でオンライン教室を開講しています。この学習モデルには、子どもたちが「アイデアを出し合い、主体的に学ぶ」「多様な環境の中で他者に貢献する」経験を積むことができるという利点もあり、知識や技能の習得に重きをおく一般的なプログラミング教室との差別化にもつながっています。
協働のテーマ
学びのインパクトを維持しつつ規模拡大していくための仕組みづくり
つくば市教育局
学び推進課
「問いから始める学び」を実践する
公立学校を目指して
団体概要
つくば市では、「一人ひとりが幸せな人生を送ること」を最上位の目標とした「つくば市教育大綱」を令和2年に策定しました。 一人ひとりの違いが受容され、多様で豊かな個性が発揮される環境のもと、一人ひとりが自己実現でき社会力が育つことを目指し、知識の教え込みではなく「問いから始める学び」を進めています。
協働のテーマ
学校がビジョンに根ざした変化を実現し、分析に基づいて課題を解決していくための伴走支援体制づくり
NPO法人
サイレントボイス
ろう・難聴児が抱える学習課題・
コミュニケーション課題に取り組む
団体概要
NPO法人Silent Voiceは、ろう・難聴児に向けた教育プログラムを提供している団体です。
ろう・難聴児は、耳から情報を得ることが難しい分、言語獲得や学習において独自のチャレンジを抱えています。また、聴覚障害者の人口が少ないため、居住地に悩みを相談できる仲間やロールモデルとなる大人、手話のできる先生がおらず、社会的孤独に陥りやすい状況にあります。
こうした課題を解決するため、サイレントボイスでは、ろう・難聴児がコミュニケーションの壁を超えて夢を叶えていくための総合学習塾「デフアカデミー」や、距離を超えて手話のできる先生と出会えるオンライン対話学習コミュニティ「サークルオー」を運営。また、ろう・難聴者を採用する企業に向けたコンサルティング事業を行い、そこで得た知見を教育プログラムに活かすなど、子どもが成長していった先を見据えながら活動を展開しています。
サイレントボイス自体でも、「聞こえない人」と「聞こえる人」を1:1の割合で採用。日々"違い”に向き合い、さまざまな課題を解決していることを団体の大きな強み・価値としています。
協働のテーマ
社会変革を視野に入れたインパクトストーリーの構築、それに基づいた事業計画策定ならびにカリキュラム開発
一般社団法人
Education Beyond
学校の勉強に物足りなさを感じている
子どもたちのために
団体概要
現在、日本では約13%の子どもが学校の授業に物足りなさを感じていると言われています(ベネッセ総合教育研究所調べ)
一方で、こういった子どもたちの知的渇望感が学校現場において「課題」であると認識され、対応がされることはあまりありません。
一般社団法人Education Beyondでは、一見困っているようには見えないこのような子どもたちが課題を抱える課題を保護者や先生にも認識してもらうとともに、彼らのニーズを充足するための新たな教育の場を生み出そうとしています。
その第一歩として、ジョンズ・ホプキンス大学が主催する小中学生向けギフテッド教育プログラムCenter for Tarented Youth(CTY)の日本における導入をめざしています。
協働のテーマ
CTYプログラムの日本への導入、学校・保護者向けの理解促進・コミュニティ形成、政策提言
教育アクセラレーター・プログラムでは、募集期間を特に設けておらず、ご登録を随時受け付ける形となっております。
お気軽にご登録いただき、事務局からのご案内・ご連絡をお待ちいただけましたら幸いです。
Q1
助成金の提供はありますか?
A1
助成金等、直接的な金銭支援はご提供しておりません。支援内容は上述の通りになります。
Q2
次回の募集はいつですか?
A2
教育アクセラレーター・プログラムでは、募集期間を特に設けておらず、ご登録を随時受け付け、ご登録いただいた団体に事務局よりご案内・ご連絡させていただく形とさせていただいております。
Q3
まだ事業アイデアを構想中ですが、協働パートナー団体の対象となりますか?
A3
当事業では、年間予算規模1,000万円以上の団体を対象として提供しております。 まだそのステージに到達していない場合でも、イベントのご案内や国内外の教育に関する情報をお送りいたしますので、 ご関心をお持ちいただける場合には、こちらからお気軽にご登録ください。
Q4
HatchEduの協働パートナー団体となった場合、参加費は発生しますか?
A4
HatchEduはご寄付を元に運営しているため、協働パートナー団体から参加費等は頂いておりません。
Q5
対象となる教育事業・プロジェクトの範囲に制約や条件はありますか?
A5
主には、日本国内のK-12(就学前から高校まで)の子どもが最終受益者となる教育事業を想定しています。「大人の教育」「発展途上国の教育」等は、HatchEduが強みをもつ領域ではないため、基本的には対象外とさせていただいております。ただし、教育者(大人)を対象としたプログラム等はその限りではありませんので、まずはこちらへお気軽にご登録ください。